総選挙対談

U氏とG氏の月例アイドルビデオ鑑賞会の6月度編。普段は、文字通りDVDやPVなど、映像作品の鑑賞が中心なんですが、今月は、もちろん先日の「AKB48選抜総選挙2010」の結果についての対談がメーン。


とはいえ、G氏は例によって「権なし」のCDを安価で購入。U氏にいたっては、CDを購入すらしていないという、ようするに選挙権を持たない、完全外野の二人だったのでした。



■どこに流れるか

     → SKE  
     → SDN
AKB  → 研究生
     → ももクロ
     → ハロプロ
     → ピ千モ

最近、古参のファンが、離れていってるということで、では、どこに流出していってるのかという話。「自分は、SKEに流れたんですが、やっぱりこのパターンが1番多いと思います。で、新しモノ好きの人は研究生に。また、応援し続けている人はSDNへ、といった感じでしょうか」「広義のグループ内での異動ですね」「あとは、ももクロ。ファン層が被るるというか、衣装とか、パフォーマンス的に近いから。ただ、自分は、ちょっとダメですね・・・」「へぇ〜」「それと、ハロプロ回帰」「えっ、だって、そもそもの古参は、ハロから流れてきたんじゃないんですか?」「はい。だから、回帰」「マカニビスティーかよっ!」


「モデル系ってのはどうですか?」「あっ!やっぱりスイエンサー効果?」「そうそう、4月からもAKB目当てに見づづけたら、なんだか知らない子らが出てきた。でも、ルックス的には、はっきりいってAKBより上。で、興味をもつ。ファンになる」「そうそう。で、流れる、と」「って、それ、まさにG氏じゃないですか(笑)」「このパターン、多いんですってば!実際、4-6期の部数は、かなり伸びてるとか」


「でも、流れるひとより、新規参入が圧倒的に多いんであって、しかも、新規は中高生という若い世代」「ようするに、いくら古参が流れようと、ほとんど影響ないってことですね」



さっしー

松井玲奈推しのU氏ですが、去年までは、指原莉乃推し。G氏は、最近指原ファンに。そんな2人が指原に関する話。「指原ってカッコいい感じですよね?」「えーっ!?そうですか??」「うん。見た目」「えーっ、全然違う感じですが・・・」「いや、だって、目つきっていうか、どっちかというと鋭い感じで、スタイルもいいし、そうそう、なにより、一人称が『指原』だし」「まあ、そういわれると・・・」「でね、そんな子が、あれだけ運動が出来ないってのが、面白くて。まさか、あんなに苦手だとは思ってなくてっていうか、イメージから、クールでカッコいい、スポーツ万能系の子なのかなぁ・・・とずっと思ってて」「違う違う(苦笑)。まあ、G氏は写真専門で、勝手に自分でイメージ作り上げるタイプですからね(笑)」。ということで、指原に関するイメージが180度異なるU氏とG氏。その後も、イメージについては平行線。



大阪弁キャラ

大阪弁キャラの重要性について。「惜しくも増田有華、21位に入りませんでしたね」「でも、大阪弁キャラって貴重ですよね」「っていうか、有利。個性というか、もう、それだけで目立ちますもん」「まあ、『見た目、可愛い子が、喋ると大阪弁』っていうそのギャップがいいんですよね」「うちでいうと、山田が大阪キャラで売ってて、もはやすっかり定着してます」



■総選挙の感想

選挙に関する話題は、今日のメーンテーマ。「で、前田敦子大島優子に負けたの、どう思いますか?」「だから、選挙とか勝ち負けとか、あんまり興味ないんですって」。と言いつつ、U氏は「先行集中論」を力説。U氏曰く「上位の常連メンバーは抜きにして、いかに下位メンバーが食い込むか。選抜されるか。とても40位すら無理と思われる意外な子が入賞できるか。そのポイントは、『先行集中』にあるんです」


「まず、初日の中間発表で、とにかく名前を載せること。30位でも40位でもいいから、とにかく名前が出ること。そうすると、みんなが『おっ!?』って思う。『なんだこの子』って思う。一方、ある程度のファンは、『この子が当選できるかも?』『入ったら面白い』。そして、その子のファンは『もしかして行けるんじゃ?』と思う」


「今回の、このパターンの成功例が大矢真那。初日の発表で名前が出たことで、SKEファンにしてみれば『選抜に3人目、いけるんじゃ?』と一気に票が集まって。だから、大方の予想の『どうせそのうち落ちてくる』どころか、終盤も追い上げ、第2次中間〜最終確定までの間の得票数は、全体21位だったそうです。まさに、最初に出たことで、熱心なファン以外からも支持が『集中』し、見事残ったんです。ちなみに、仲川遥香もこのパターンかと」


「だから、どうみても無理っぽい子を、なんとか40位以内に入れてあげたかったら、そうですね。初日の速報で30位前後まで押し上げておいて。例の大矢が速報32位で301。33位矢神久美が291。ギリギリ40位の米沢瑠美が208。なので、G氏が赤枝里々奈をアンダーに入れてあげたかったら、最低250枚。つまり、40万円つぎ込めばOKだったんです。そうすれば、突然35位あたりに現れた赤枝に注目が集まり、K2ファンの入選意思の集中が期待でき、最終的に高柳明音の代わりに入ってたかもですよ☆」「・・・40万かよっ!」


対するG氏は、そもそも「人気投票においては、『統一候補』や『相乗り投票』『アンチの結束』は絶対に成立しない」という立場(参考:「人気投票における統一候補成立の可能性」)。「『紛れ』とか、『集中』とか、そういうんじゃなく、この結果は、純粋な人気の反映。そもそも、熱心なファンが、たかが100枚や200枚買ったところで、これだけ全体の投票参加者数が大きくなれば、少なくとも、上位21までに限ると、なんの意味もない。投票率が上がったときの組織票みたいなもの。純粋な中高生の、清き1票の総体がこの結果であり、一部の大人による『実人気を歪めるような事態』は起こり得なかったのです」


松井珠理奈松井玲奈を上回ったのも、当たり前じゃないですか。そりゃ、たしかに現場では圧倒的にRのほうが人気なのかもしれません。でも、CD50万枚の売り上げからわかるように、もう全体のファンの数が大きいんです。だから、ファン全体の数でいうと、たった数%の現場での人気と、残り9割近いメディアを通しての一般のライトなファンの人気の差。あれだけあからさまにJの方をメディア総掛かりで押しつければ、たとえ数%の『現場人気枠』で圧勝だったとしても、残り9割の『一般枠』で負けるから、当然の結果」


あとは、奥真奈美の落選について。奥が大好きなG氏「なんで落ちちゃったんですか?あんなに地上派に出てて、ソロCDデビューもしてて、あんなに可愛いのに。っていうか、40位に入らないとか、聞いたこともない研究生に負けるとか、なんでなんですか?」。これに確かU氏、説得力ある答えをしてくれた気がするんですが、忘れちゃったので、また会ったときに聞いておきます。


多田愛佳、あとちょっとだったのに。。。」「G氏が投票しないからですよ(笑)」「でも、下手に選抜に入っちゃうより、アンダーでトップの方が、かえってオイシイんじゃないですか?」「う〜ん。確かに、前の『アゲハチョウ』はそうかもしれませんが、今回は19人ですから・・・」「らぶたん、センターでバッチリ歌わせてもらえるといいですね♪」



■鑑賞会

で、ひととおり喋り、ようやく鑑賞会へ。まずは、以前の「ルックス分類ABCパターン」において、S氏が「SKEの中で最も美形!」と評する佐藤聖羅(参考:ルックス系統分類)を見るということでSKEの『名古屋一揆』DVDの「MC編」。


「これこれ、これが例の佐藤です」。テロップ見てG氏「へぇ、”セイラ”ってこの字なんですね。矢口聖来でも、星野聖良でもなく、黒田セイラでもなく、林清羅でもなく」「そう、小倉聖羅といっしょの字」「でも、たしかにまあ松井愛莉似のきれいな子。・・・って、あの人の美形評価、たいていの場合当てになんないけど(笑)、とりあえず佐藤には納得ですね」。


「メーキング編」からは、「赤枝里々奈推しのG氏のための名シーン」。メンバーに喋りを遮られる赤枝。「ちょっと怒った姿が可愛い☆ あっ、イメージとしては、ボーっとしたおとなしい系の子なのかと思ってたんですが、初めて喋ってるの見ました」「赤枝ってルックスとしては、G氏の大好きな澤田美和系。大野リナとか松本あやかっぽくも。まあ、最も好きなルックスってのも分かる気がします」


AKB&SKEで、G氏が1番好きな森紗雪は「本編」の「狼とプライド」を鑑賞。「喋り方、雰囲気としては、やっぱり片岡涼乃ですね。小5くらいの時の」「もう見られないなんて、なんてもったいない。。。」


全体としての感想。地上波専門のG氏は「SKEのリーダーっていうか、ライブや劇場での仕切り・あいさつなんかは、やっぱり松井玲奈松井珠理奈の2人がやるのかと思ってたんですが、全く違ってて、平田璃香子中西優香なんですね。意外」「菅谷梨沙子がエースで、清水佐紀がリーダーって感じみたいなもんですね」