アイドルのブログ

今や、アイドルのだれもがブログをやっている時代ですが、小中学生のアイドルのブログは、最近全く読んでいません。だいたい、ガキの作文であり絵日記。その絵が写メになってるくらい。そんなのを、毎日毎日ありがたがって読む理由がわかりません。


大人のアイドル、いわゆる「ブログの女王」とか称される人のブログなら、ある程度ネタとして成立してるんでしょうが、小学生の書く文章なんてたかがしれてます。そんなのをいちいちチェックし、コメントし、コメントを返され、喜ぶ。


もちろん、純粋なファンとしての心情なんでしょう。「あのコのことをもっと知りたい」「日常、プライベートを垣間見たい」「あのコの思ってることを知りたい」


それでも、何も考えられてない、程度の低い文章の垂れ流しがほとんど。ましてや、ちょっと更新期間が開くと「更新できなくてゴメンなさい」―――自分のブログには多数の読者がいて更新が待たれてる、そんな自惚れ、思い上がりのみえる記述も嫌い。


もともとが私は「アイドル実在不要派」として、「余計な情報は知りたくない」「要らない」の立場から出発している点、アイドルブログの否定は当然の帰結ですが、それでも、「チェックしてる他人のアンテナ*1」や「私が読んでる日記の人が引用すること」によって、時々否応なしに目に入ってしまった子供アイドルの文章を目にするに付け、暗澹たる気持ちになります。


アイドルの性格・プライベートに触れる*2のは公式発表で十分。雑誌等のインタビュー記事で十分。ブログという手段によって、「より自身を公開」することは、「自身の安売り」につながるし、そう、初回の「アイドル論」でも書いた「遠きに在りて論」のような「アイドルは触れ得ない存在であれ」と考えるタイプのファンは、私同様ブログは不必要だと考えるように思います。

*1:sくん・r師匠アンテナ

*2:正確には「触れた気になる」