アイドルビデオ鑑賞会

Ｕ氏とＧ氏のアイドルビデオ鑑賞会＆カラオケ。2月度が地震の影響で中止になったので、会うのも久しぶり。で、会ってさっそく「Ｇ氏の今の推しメンは誰ですか？」。

って、それじゃあ、いかにも私って推しがコロコロ変わってるみたいじゃないですか〜（笑）。で、そんなG氏の現在の推しは永尾まりやだそう。

永尾はですね、「喋らないタイプ」といっても、松本梨奈や井口栞里、向田茉夏に松井玲奈といった「おとなしいから喋らないタイプ」ではなく、高田志織とか板野友美系の「クールだからしゃべらないタイプ」なのがいいんです。いかにもキャッキャ騒がなそうでしょ？冷たそうでしょ？　

「最近のG氏のブログから、市川美織だと思ってました。長尾は意外」とＵ氏。以下、上映作品ごとの感想です。

■元旦ライブ

こうやって、「Ｋ2」「Ｅ」「Ｓ」と、順番に並べてライブを見せられると、明らかに実力の差が出ちゃう。ハッキリ言って「Ｋ2」も「Ｅ」も、とてもお金を取って見せられるパフォーマンスじゃないし、そもそもオリジナル曲がないから、たんなる「ガキのカラオケ大会」状態。

なので、見てて退屈だったんですが、最後に「S」がはじまると一変。さすがに、上手いなぁと。見てて飽きないし引き込まれる。だいたい、「チャイムはLOVESONG」をなんでこんなに激しく踊るんだと。そういえば、AKBアイドリング!!!でも、松井珠理奈だけがとんでもなくキレのいいダンスでした。

■選抜ドキュメント

1番面白かったのが、「『1.2.3.4ヨロシク！』選抜ドキュメント」。基本的に、選抜になるとか、総選挙の順位とかで、泣くを見せられるのが不快です。そんなにいやだったらやめればいい、自分で選んで好きだからやってるんだから、辞めればいいと思ってます。

でも、その涙の意味というか原因。それが、「自分のため」なのか「ファンのため」なのかで、違いがあると。

まず、自分の力が及ばなかった、がんばったのに選ばれなかった、その悔しさで泣く子がいます。自分のための涙。

でも、その一方で、ファンのことを想って泣く子。ようするに「あんなに応援してもらってるのに、選抜に入れなくて、ファンの方に申し訳ない」。

で、そりゃ後者がより印象的なんですが、とはいえ、やっぱりこういうのはどうなのかなとも思いました。自分が選ばれなくて、自分で勝手に泣く、それで辞める決心をするなど、そんな子は別にどうでもいいですが、自分のこと以上に、応援してくれる人に「申し訳ない」という気持ちで泣く子。

「ファンの想いを押し付けられてる」というか「受け止めきれない」。過度な期待をするファンと、それを必要以上に重く受け止めてしまうタレント。

ここでの不幸なポイントは、両者の年齢差。基本的に、ファンのほうが年上で、タレントが子供であるという点。そりゃ二十歳こえてるタレントなら、泣こうが悩もうが勝手ですが、まだ中学・高校の子に、ファンである大人が入れ込んで、必要以上にプレッシャーを与えてしまうこと。

これが小さい規模のアイドル、売れないアイドルだったら、まだ、ましなんでしょうが、AKB48くらいに大きくなりすぎると、やっぱりもうちょっとなにか、運営側なりファンの側なりで、そのやり方を考えないといけないのかなとも思いました。

「自分の夢のため」「将来の夢のため」にがんばるはずが、いつのまにか「ファンのため」「ファンをガッカリさせないため」にがんばるのでは、本末転倒です。

■議論「アイドルに求めるもの」

U氏：「動画派」（映像・ライブ・現場）

G氏：「写真派」（グラビア・写真集・雑誌）

U氏は動画派なので、キャラ重視。喋りの面白さ、賢さ、歌唱力＆パフォーマンス、人柄にこだわります。

一方のG氏は写真派なので、とにかく「見た目が100％」のルックス重視。バカでも歌えなくても踊れなくても性格が悪くても関係ない。とにかく可愛ければ、とにかく好みのルックスならば万事OKという考え方。

両者、アイドルに求めるものが全く対極なところが面白かったです。ちなみに、「Ｕ氏が最も好きな子」と、「Ｇ氏が最も嫌いな子」が、ホント面白いように一致するのが、すごすぎます（笑）。今回も、「スイ工ンサー」の出演者について、Ｕ氏「谷内理沙が好き！」で、まさにこの一致現象が･･･。